京都府議会 2010-11-01 平成22年11月定例会(第7号) 本文
その一方で、丹後リゾート公園や舞鶴和田埠頭の建設、関西学術研究都市開発、畑川ダムの建設など、多額の府民の税金を使って公共投資が行われてきた結果、府の借金残高は、計画策定年次2000年度末に1兆542億9,700万円余りでしたが、2010年度末には1兆6,597億3,400万円余りへと6,054億円、1.57倍もふえ、府財政の硬直化が進んでいます。
その一方で、丹後リゾート公園や舞鶴和田埠頭の建設、関西学術研究都市開発、畑川ダムの建設など、多額の府民の税金を使って公共投資が行われてきた結果、府の借金残高は、計画策定年次2000年度末に1兆542億9,700万円余りでしたが、2010年度末には1兆6,597億3,400万円余りへと6,054億円、1.57倍もふえ、府財政の硬直化が進んでいます。
和田埠頭建設費27億5,000万円、京都市内高速道路出資金11億6,000万円、丹後リゾート公園に6億2,000万円、畑川ダムに3億5,000万円、木津川運動公園に3億1,000万円、学研都市建設費7,400万円、関西空港2期工事出資金5,600万円などです。また、平安建都1200年協会に3,934万円、世界人権センター運営助成4,300万円の支出は中止すべきであります。
丹後リゾート公園と木津川右岸運動公園の整備計画の大幅な見直しを受けまして、そして、こうした見直しにつきましては、公共事業の再評価委員会の審査も受けまして、見直すべきものは見直し、真に必要な事業につきまして重点的に推進をしているところであります。
舞鶴和田埠頭、畑川ダム、丹後リゾート公園、木津川右岸運動公園、市内高速道路、関空2期工事などを継続した結果、借金を抑制するどころか実質府債発行額はこの5年間に100億円も増加をいたしました。
同時に、相変わらずこれらの問題についての改善の方向を示されませんでしたが、知事は6月議会で、「経営改革プランというのは、府民目線に立った税金の有効活用を目指している」のだと答弁されましたけれども、実態は、多くの府民の切実な願いには背を向けて、他方では、「むだではないか」とか「急ぐ必要はないのではないか」と府民が声を上げている、畑川ダム建設や和田埠頭建設、丹後リゾート公園などには数十億円も税金を投入する
いつも言っておりますけれども、丹後リゾート公園、和田埠頭など不要不急の事業を削って、府民の暮らしの予算こそ充実させるべきだ、このことを私は指摘して、質問を終わらせていただきます。
しかし、本来メスを入れるべき京都市内高速道路や関西国際空港2期工事出資金、丹後リゾート公園整備などはそのままに、まず生活保護世帯等への夏季・年末見舞金2億6,000万円の廃止、子育て支援策や高齢者対策など本来維持すべき福祉予算を軒並み削減をしています。
行き詰まりが明らかな学研都市建設、環境破壊と車を呼び込む京都市内高速道路、過大な需要を見込んだ関西空港2期工事、不要不急の和田埠頭建設、破綻した丹後リゾート公園整備、河川改修で解決すべき呑龍計画、過大な水需要予測に基づく畑川ダム建設など、借金を積み増しして、むだと不急の大型事業を推進しています。
山田知事は、就任以来2年足らずの間に、社会経済情勢の変化を踏まえ、例えば南丹ダムや木津川右岸運動公園、いわゆる丹後リゾート公園等積極的に見直しを進めてこられました。また、公共事業につきましても、入札制度の改善やローカルルールの導入等効率的な執行に取り組んでこられました。
丹後リゾート公園「丹後海と星の見える丘公園」についても、75億円もかけて今緊急に整備する施設ではありません。木津川右岸運動公園についても、50億円かけての新たな用地買収は凍結し、当面は既に買収した地域での公園計画として検討すべきです。
2番目は、丹後リゾート公園です。全国で破綻したリゾート計画の京都版の中核施設として計画されたリゾート公園計画ですが、ホテルの進出等は夢と消え、計画は縮小され、今回「丹後海と星の見える丘公園」と名前を変えた計画が出されました。事業費も圧縮した計画の150億円からさらに半分以下に縮小するとのことですが、75億円をかけて今緊急に必要な施設でしょうか。
さらに、大幅な縮小見直しが行われた丹後リゾート公園、計画検討が始まった木津川運動公園も、この際凍結すべきであります。学研都市計画も、さきに公団が木津東地区、北地区からの撤退を決めましたが、京都府として計画そのものの見直しを行うべきであります。 畑川ダム計画につきましても強く中止を求めてまいりましたが、人口増と水需要予測は大きく狂っており、既に開発された水源の活用で十分であります。
このほか、自然や環境との共生をテーマとする丹後リゾート公園(仮称)整備費5億8,700万円を計上し、環境教育を体験できる公園の整備に努めてまいります。
今求められているのは、府民の切実な願いにこたえて、入院だけではなく通院も無条件に就学前まで拡充することであり、京都市内高速道路、関空2期工事、丹後リゾート公園など不要不急の大型公共事業を中止・見直しすれば可能です。なぜ実施しないのですか。知事の見解をはっきりお聞かせください。 次に、介護保険制度の改善について、お尋ねをいたします。
第3に、府民にはこうした犠牲を押しつけておきながら、もう一方では、今回中止を決定せざるを得なかった南丹ダム調査費に13年度にも2,400万円、さらに今回、行き詰まりと破綻が明白となり大幅な見直しを表明された丹後リゾート公園建設に1億2,000万円、木津川右岸運動公園建設に2億円支出し、学研都市開発や和田埠頭の推進を継続しています。
学研都市開発や丹後リゾート公園、さらには木津川右岸運動公園、市内高速道路など、これらの大型公共事業を知事は継続されていますが、これらを徹底して見直し、不要不急の事業については一たん凍結するなどしてでも、今、府民の暮らし応援、福祉最優先に切りかえていくべきだと考えています。そうした意味で、さきに南丹ダムの建設を中止されたことは歓迎するものです。
また、丹後リゾート公園について、地球デザインスクール等の主要施設の整備方針及び実施方法の具体化など、これからの丹後リゾート整備のあり方を検討するための費用として300万円を計上するほか、社会資本の整備について、道路等の土木関係公共事業費32億5,600万円、農業集落排水事業費4億5,400万円を計上し、雇用・不況対策としての効果も期待しているところであります。
まず、丹後リゾート公園の整備についてであります。 丹後リゾート地域では、構想が承認されて以来今日まで、民間・第三セクター・市町それぞれが分担しながら、豊かな自然や歴史・文化など地域資源を生かした特色あるリゾート施設等の整備が進められてまいりました。
また、地域と住環境を整備するため、住宅対策費34億8,600万円、流域下水道整備費65億2,500万円、丹後リゾート公園(仮称)整備費2億700万円、木津川右岸運動公園(仮称)整備費3億2,000万円を計上しております。
予算案でも、京都市内高速道路出資金10億8,000万円、関西空港への出資金1億円、木津川右岸運動公園3億2,000万円、丹後リゾート公園2億7,000万円、舞鶴和田埠頭5億9,000万円など、その多くを借金に頼って事業を継続しています。